マリアベール
タラに住むミレシアン。明るく優しいが好奇心が強く、何かにハマると没頭する。
エリンの音楽に惹かれ、日々楽しく勉強している。噴水近くでよくフルートを演奏しており、A.rとはそこで知り合う。
B.nの書店で珍しい本や楽譜を借りることを楽しみにしている。
黒い本は偶然か運命か、彼女自身が見つける。
『常人には聴くことができない音楽』について模索するうち、
ヴァールトという不思議な男に出会う。
その後、風の中に音を聴くようになる。
声にも似た、音楽にも似た・・・。
ヴァールト
タラに潜むヴァンパイアの統括。伯爵。シャドウウォーカーである。
古はペッカの奥でひっそりと暮らしていたが、何百年か前にミレシアンの少女と出会い少女の血をすすったことで、特別な力を得られることに気付く。
それは少女が自らシャドウウォーカーになることを受け入れたことが関係していた。
ミレシアンの持つ力を吸収できると知り、伯爵の野望は密かにエリンを覆い出す。
彼らを誘惑し、影へと誘うべく暗躍している。
ヴァンパイアの5人は信頼する仲間たちで、いずれも元はミレシアンである。
マリアベールの“目覚め”に姿を現し、
かつてのミレシアンの少女の面影をもつ彼女を手にいれようと誘惑する。
A.r: 演奏家
噴水に居るリラ演奏家。気丈で優しい性格。動物たちと意思疎通ができ、
愛猫を傍に連れている。いつも身に着けている帽子は何か特別な力を封じ込めるためという噂で、外している場面を見たものはいない。
マリアベールのフルートと合奏する姿はタラの住人の憩いの場所に花を添えていた。
マリアベールから『音楽』について尋ねられた際、彼女は何かを知っているようであったが、多くを語らなかった。
親しい人を亡くし、寂しさを紛らわすように音楽を奏で続け、心を閉ざしていたが、
ヴァールトの呼び声によりヴァンパイアの世界へと足を踏み入れる。
B.n: 奇人
タラの隅にある書店主。奇怪な行動が多く見られ、言動も本当か嘘か冗談なのか
掴めないところがある。
書店では珍しい本を揃えているが、どれも高額で購入する者は殆ど居ない。
マリアベールには気を許しているのか、無料で本を貸したり譲ったりしている。
黒い本の在り処、正体については曖昧に受け流し、謎が多い。
以前は、代わり映えしない退屈な毎日を過ごしていた。
自ら楽しいことを探しても満たされない。そんな折り、ヴァールトに出会う。
普通に過ごしているのでは満足な快楽は得られない。ならば普通でなくなれば良い、と。
Y.n: 料理人
知る人ぞ知る名料理人。その店はタラの路地にあり、見つけにくい。
少しばかり気難しく、気に入った相手にしかその腕を振るわない。ワインが好き。
B.nからマリアベールのことを聞いているようだが、ついでのタダ飯食いに来ては、
どやされている。
店は仲間たちの情報交換の場でもある。
美食家で、エリン中の食を極めんとして気付く。
誰も食したことのない料理・・・つまり血肉を。
M.r: デザイナー
ナルシストデザイナー。
彼の手がける衣服は王国でも一目置かれる地位を確立しているが、華美で着る人を選ぶ。
Y.cを専属のモデルとしてデザインするも、彼女の嗜好に合わないらしく、
いつも突っ返されている。・・・が本人は気にしていないようで、「照れ屋さんめ」と、
どんな時でもポジティブに考えている。喋り出すと止まらないクセがある。
マリアベールとはお店で何度か顔を合わせる間柄であるようで、
彼女の赤い瞳に似合うドレスを・・と密かに製作を目論んでいる。
Y.c: モデル
おっとりした控えめな性格の、M.rのお気に入りのモデル。
M.rの作る服をいつも遠慮がちに着ているが、着こなしは抜群。
猫が好きで、タラの路地裏の迷い猫と戯れるのが趣味。
ただ、その猫たちも本来は捕食対象であり、常に吸血本能と葛藤している。
A.rと仲が良く、よく遊びに出掛けている。彼女が連れている猫が目的かどうかは解らない。
ヴァンパイアになると性格は一転、自信に満ち溢れる。
人間たちからは不思議ちゃんと呼ばれているが、血を欲してしまうために距離を置こうとしていることが理由であるようだ。
A.o: 影の主催者
マリアベールを仲間として迎え、集まったミレシアンをも手中に収めんと
音楽で呼びかける。
口数少ない変わりに音楽で応え、その音色はヴァンパイア達を癒している。
◆配役◆
マリアベール: 秋璃
ヴァールト : S.r
演奏家 : A.r
奇人 : B.n
料理人 : Y.n
デザイナー: Myura
モデル : Y.c
影の主催者: A.o
◆演奏・語り◆
演奏 : お客さんから5人
語り(演奏): 麻布十八番
◆作曲◆
麻布十八番
◆動画撮影◆
クラーリィ
◆SS撮影◆
M.s